光満つ 声高鳴りて 苅田駅
12月5日、苅田駅のイルミネーション点灯式が無事に終了しました。カウントダウンが始まった瞬間、会場の空気は一気に張り詰め、期待と緊張が肌で感じられるほどに高まりました。「3、2、1——」その声が0を告げた時、凍える夜を押し広げるように光が一斉に弾け、駅前全体を包み込みました。次の瞬間、まるでその光を祝福するかのように、大きな歓声が夜空に広がり、胸の奥まで震えるような感動が押し寄せてきました。式典を終え、駅周辺を歩いてみると、親子が寄り添いながらスマホを向ける姿、学生たちが寒さも忘れて笑い合いながら写真を撮る姿、仕事帰りの方が足を止め、静かに光を見上げる姿。「きれい」「すごいね」と聞こえてくる声はどれもあたたかく、心の奥にすっと染み込んでいきました。そのひと言ひと言が、長い準備期間の苦労をそっと包み込むようで、胸の奥がじんわりと熱くなりました。誰にも見られていない深夜の作業。寒さで思うように指が動かなくなる日。何度も起きた断線などのトラブル。それでも諦めず、何度も立て直し、理想の光を追い続けた時間。そのすべてが、この光景の中に確かに宿っていると感じました。今回のイルミネーションは、2月5日まで点灯しています。もしよければ、これまでの記事や制作の裏側を少しでも思い返してみてください。どんな苦労があって、どんな想いで灯された光なのかを知ることで、この冬の景色はきっと、もっと鮮やかに、もっと温かく見えてくるはずです。ぜひ一度、駅前の光を見に来てください。今年の冬が、皆さまにとって少し特別なものになりますように。
情報技術科3年 岡野鉄平



